最近のニュースですが、若者の合コン離れが進んでいるといった記事がありましたが、一体どの様な事なのでしょうか。合コンと言えば、パートナーがいるのを隠して参加して、浮気相手や不倫相手を見つけるある種の定番的なイベントであった事は間違いありません。

合コン離れが進んだ理由

一部の限定的なアンケート結果を対象にしているので、その数値の真偽のほどは定かではありませんが、ここではいくつか理由を挙げていきましょう。

(1)金銭的な問題

ここ数年緩やかながら景気回復が言われていますが、決して一般労働者がその恩恵を受けているとは決して言い難い状況です。合コンをするという事はそれだけコストがかかります。最近は金銭的な理由でそういった合コンを控える、しなくなるという判断が増えている事もあるでしょう。80年代・90年代初頭の様に日本の景気がうなぎ上りで若者も経済的余裕が多分にあった時代とは現代は異なっていると考えた方がいいでしょう。

(2)合コンのイメージの悪さ

合コンというと、男女が出会いを求めてする、肉食的なイメージがあり、どうしても若い方に抵抗があるのかもしれません。ただ合コンのイメージが良くないだけで、イベント的なものになると俄然フットワークが軽くなる印象があります。「街コン」や「〇〇会」「〇〇イベント」などのイベントの要素もあるものであれば、参加率が高く、多くの若者が足を運んでいます。例えばワインを楽しむ「ワイン会」など代表的な例かもしれません。決して男女の出会いを求める心がなくなっている訳ではないのです。

(3)選択肢が増えた事

80年代や90年代初頭と比べて、最近は情報が増えている為、出会いに関しても合コンという限定的な出会い方に捉われなくても、可能になっています。代表的な所で言えば、マッチングアプリなどは今の時代を代表するツールと言えるかもしれません。マッチングアプリはより効果的に自分の理想とする人と出会える可能性が高まる為、合コンの様にどういった人が来るのかドキドキするような部分はないものの、合理的に出会う事が出来るというメリットもあります。

(4)まとめ

どちらかというと、合コン離れが進んだというよりも、合コンが形や名前を変えて行われていたり、出会いのツールに変化があったといった方が正しいのかもしれません。いつの時代であっても、男女が出会いを求める事は必然ですので、その根源的欲求が失われたわけではありません。パートナーがいる方の浮気は相手の信頼を損なる行為ですから、決して推奨する事は出来ませんが、出会い方に時代の変遷が来ている事も理解しておくといいかもしれません。