不倫と聞くと若い世代に多いイメージを持たれるかと思いますが、実は高齢者の不倫も意外と多いことはご存知でしたか。最近ではむしろ、少子高齢化や若者への待遇悪化によって、高齢者の方がアクティブになってきているとも言われています。とはいっても、「不貞行為」にはリスクがつきものであり、人生の経験値が多い高齢者が手を染めるにはあまりにも軽率な気もしますよね。そこで今回は、「高齢者の不倫が増加している原因」についてお話ししていきたいと思います。
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高齢者不倫の原因の一つには、日本社会があまりにも労働者の自由を制限しすぎているということが挙げられます。
毎日朝早く起きて満員電車に乗り、他人と体を密着させ不快な思いをしながら何分も移動をします。出社の時間は決められているのに終業時間に決まりはなく、大した仕事をせずに永遠と会社に居座っているような人もいます。
過度な年功序列の考えによって、社内の高齢者を持ち上げる風潮が出来上がり、その高齢者は王様気分になってしまうのです。心理学でも明らかになっているのですが、地位が高く慣ればなるほど人間は共感能力が低下します。共感能力は一朝一夕で増減んするものではなく、ある種の積み重ねのようなものであり、退社後すぐに治そうと思っても治せるものではありません。
そもそも共感能力が下がった人は、自分がそういった状態にあるとも気が付きません。そして、そういった傲慢な態度を家庭にも持ち込むようになり、パートナーに対しても悪い態度で接するのが当然となってしまいます。
高齢であっても相性が合わなければすぐに離婚をすれば良いかと思うのですが、それもまた日本らしい「世間体」を気にする特性によって阻まれてしまいます。
お互いに溜まった不満はどうするかといえば、離婚はしませんが、他の相性の良い人を探すようになります。会社で上の立場にある男性であれば、若くてなんでもいうことを聞いてくれるような人を探す傾向にあります。専業主婦をしている女性であれば、同年代あたりで、しっかりと自分とコミュニケーションをとってくれる落ち着いた人を不倫相手として探します。
今回は、「高齢者が不倫に手を染める原因」についてお話しました。
高齢者の不貞行為の原因には、パートナーとの相性のズレが生じることが大きな原因ですが、これは元を辿れば日本の「働き方」に大きな原因があります。
年功序列の考えが今でも当たり前に採用されている日本社会では、高齢者の他者への共感能力が低下することは仕方のない事のようにも思えます。このような文化はすぐに変わるものではなく、あなた自身で対策するしかありません。社内での自分と、家庭内での自分は別人だと割り切って、しっかりとメリハリを持ってパートナーと向き合うことが大切ですね。