不倫と聞くと誰もが良いイメージを抱くことはないと思います。不倫とは、結婚しているにもかかわらず他の異性と関係を持つことです。ただ、どこからが不倫と呼ばれるかをしっかり把握されている方は少ないのではないでしょうか?そこで今回は、法的な関連も含め、不倫についてご紹介していきます。
一般的にはどこからが不倫になるのか?そもそも配偶者以外の異性と何かしらの関係を持ち始めるとすれば主に以下の5項目に分かれると思います。
1.連絡をこまめに取り合う
2.二人で食事に行く
3.手をつなぐ
4.キスをする
5.肉体関係を持つ
男女別や、人それぞれ色々と意見は分かれてきますが、手をつなぐや、キスをするあたりからは不倫になると答える人が多いようです。また、特に女性の中では、連絡をこまめに取り合っている時点で今以上の関係を求めているから実質不倫という意見があったり、男性では、肉体関係を持つまではあくまでも不倫にはならないという意見もあるようです。それでは、実際に法律上はどこからが不倫扱いになるのか見ていきましょう。
民法では、不貞行為があった場合に離婚事由として離婚の要求ができます。不貞行為とは、相手と肉体関係を持つことです。つまり、連絡をこまめに取り合うことや2人で食事に行くこと、手をつなぐことやキスをするまでは、法的には不倫とはなりません。不倫が認められるには、その不貞行為の証拠を掴む必要がありますが、その証拠としては、2人がラブホテルに入るところ、もしくは出てくるところを撮影したり、相手の自宅に泊まっている証拠を掴んだりすることが求められます。逆に、その証拠を掴めないと、不貞行為をしていたかが定かでない、つまりは不倫をしていた事実がないという事になってしまいます。
今回は、不倫はどこからが不倫になるのかという事についてでした。一般的なボーダーは人それぞれ様々ですが、法的に事由として認められるのは不貞行為があった場合という事です。ただ、そもそもという事で言えば、不倫をして結果的に幸せになることはほぼありません。不倫は隠れて行うというリスクもある上、もし発覚したら世間からの痛い批判を浴びるだけでなく、職や家族も失う可能性が高いです。そのため、不倫だけでなく、配偶者以外の異性と関係を深める事はしないようにしましょう。