人を惑わせるものとして、お金が出てくると思います。そのお金に関するトラブルは今も昔も変わりません。
しかしその問題は根強く、たくさんの人に潜んでいます。そして露呈することが多い問題でもあります。
そのお金に翻弄されてしまう人はたくさんいますが、翻弄されるだけではなく、もっと人生に直接影響を及ぼしてしまう場合があります。その一例をご紹介します。
「もっとお金が必要なんだ。おまえだけしかいないと言われ…。」
Aさんはとある会社の事務の女性でした。とある飲み会で知り合ったBさんに惚れ、二人は付き合うことにしたのです。
しかしそのころからAさんは、Bさんになにか違和感がありました。それは、かなりの額を稼いでいるはずなのに部屋にはなにもなく、とても殺風景な部屋だったのです。
そして、Bさんが御馳走してくる時は高級レストラン、それ以外の一般的なお店ではAさんがいつもおごっていました。
Bさんは大事な時に奮発して、元来貯蓄するタイプなのだと思っていました。しかしそんな思いをしていたのも、つかの間でした。
ある日、AさんはBさんがカフェでほかの女性にお金をせびっているのを見たのです。
そのことを友達に相談すると、「Bさんっていろんなところで女性と関係をもつことでお金を稼いでいるんだよ。かなりの額をギャンブルにつぎ込んでいるって話」と聞かされました。
すぐに、Bさんに聞きました。するとBさんはすぐに白状し、「最近特にギャンブルで負けが込んでお金に困っているんだ。もっとお金が必要なんだ。おまえだけしかいないんだ。捨てないでくれ」と言われました。
Aさんは、一度だけだとBさんにまとまったお金を渡しました。それでギャンブルにも手を出さないことを条件にしました。
その後日、それ以降お金を貸してくれと言わなくなったBさんにAさんは安心していました。
しかし、今度は上着のポケットから無造作に入れられたお札が出てきました。そのことに不審がり、調査を依頼しました。
そこでわかったのは、それ以降もたびたび女性と関係をもっていたことでした。
そしてその関係を持っている女性によると、Bさんがお金をせびってきたのでお金を渡していたという事でした。
そのことをBさんに問い詰めると「もうバレたんだ。お金もくれないし、じゃあもういいや。ばいばい」言われました。
それ以来AさんはBさんとは、連絡をとっていないそうです。もう二度と会いたくないので、お金を返してくれるように催促もしませんでした。
Aさんは、「まだあの人は他の人にお金をせびっていると思う。そんな人にもうだまされないでほしい」と言っていました。
お金の問題は、とてもデリケートな部分があります。しかし、そのことに対してぞんざいな態度をとっているといつか自分が痛い目に合うかもしれません。
そのようなことにならないように、普段からお金の管理はきちんとしたいですね。