みなさまの周りには、仕事もプライベートも完璧にこなす人はいますでしょうか。
これだけ完璧だったら夫婦の関係もさぞかし円満なのだろうと思いますよね。
実は完璧主義者である方が、不倫や浮気に陥りやすい可能性があります。
今回は、”なぜ完璧主義者が不倫や浮気に手を染めるのか”を解説します。

完璧主義者とは

完璧主義とは、簡単に言うと
”必要とされているよりも、もっと質の高いものを求めすぎてしまう性格”の事を指します。
傍から見ると何でもこなす完璧超人みたいに感じますが、
この性格の人は自分自身に要求するレベルが他の人より高く、出来ない事の方が目に付くため、
自分に自信が持てない人が多いのです。
そのため、仕事を必要以上に頑張り過ぎたり、ミスに対して敏感になり過ぎたりしてしまう傾向があります。
他人からの評価を常に意識してしまう事、義務感や責任感を感じやすい事から人に頼る事が苦手である場合が多いです。
完璧主義者になってしまう原因は、主に２つあります。
①幼少期に厳しくしつけられたため
幼少期に厳しい家庭で育ち、親から完璧を求め続けられた場合や、
親が忙しい家庭で弟や妹の面倒を見るために、自分が完璧にしないといけない環境で育った場合。
②失敗へのトラウマがあるため
過去に何かしらの失敗をして周りから過度に怒られたり、笑われたりした経験がある場合や、
義務感や責任感を負わされる環境で育ち、ミスに対してのトラウマがある場合。
こうした環境に置かれていた場合、完璧主義者になりやすいのです。

なぜ、不倫や浮気に陥るのか

完璧主義者は、その性格から日々過剰なストレスにさらされます。
自分のキャパを超えた仕事の量を引き受けてしまったり、周りからの評価を気にしすぎたりします。
他にも完璧でないといけないというイメージから、ストレスを吐き出しづらく、抱え込んでしまうなど、
そういった日々のストレスが次第に欲求に変わっていきます。
男性であれば肉体的な欲求が、女性であれば精神的な欲求が高まります。
そういった、大きな欲求が溜まっているタイミングで、少しでもパートナーと関係が悪くなった場合や、
より魅力のある異性と出会ってしまった場合に、不倫や浮気に陥ってしまうのです。

浮気や不倫をしないためには

浮気不倫の防止策をご紹介します。
まず、自分が完璧主義者かもしれないと思っている人ですが、
結論から言いますと、”周りから見た自分で評価をすることをやめましょう”という事です。
完璧主義の人は、自分自身で勝手に周りからの評価基準を高めてしまい、過剰な頑張りをしてしまいます。
なので、勝手に高めた他者評価ではなく、自分がどうしたいのかで考えましょう。
それは、嫌われたくないから他人に尽くすといった考え方を止めて、
自分はここまで頑張ったから褒めてあげようと考え、自分に尽くすという事です。
次に、自分のパートナーが完璧主義な性格である時ですが、
この場合は相手の頑張りをしっかりと褒めてあげましょう。
その上で、頑張り過ぎてしまっている時の解決方法を一緒に考えてあげましょう。
例えば責任感が強すぎて仕事を抱えている人に対しては

”責任感が強くて仕事も完璧なのは凄いし尊敬するよ。でもそれだけ仕事を抱えているのはきつくないの？
　　そういう時は他の人を頼るのも大事だよ。”

こういった感じで、その人のプライドを守ってあげながら、自分でもわかっている部分を気遣ってあげた後に、
それに対する解決策を提案するのです。
最初から頭ごなしに解決策だけを伝えると、プライドが傷つき逆にダメになる可能性があります。
解決策はあくまでも、本人のやっていることの”否定”であるということを忘れない様にしましょう。

まとめ

今回は完璧主義者が浮気と不倫に陥る理由を解説しました。
完璧主義者はすごい人ではなく、自分に自信がないけど逃げる勇気がない、逃げ方を知らない人たちなのです。
完璧主義は子供の頃からの生活に影響を受けるので、自分自身で気付きにくいため、周りが気にしてあげるのが大事です。
”あの人は完璧ですごいな”ではなく、”あの人はいつも完璧だけど、無理していないかな”と考えてあげましょう。
完璧主義者の人はしんどいなと思った時に振り替えること、パートナーは相手が頑張り過ぎているなと思ったら相談に乗ってあげることで、
ストレスを減らすことができ、浮気や不倫に走りにくくなります。
本人も周りも気付く事で不倫や浮気を減らしていきましょう。