結婚して子供を持っていながら、不倫に手を出してしまっている人もいるのではないでしょうか。子供は感受性豊かで、不倫に気づいている可能性も大いにありますし、気づかないうちに子供に大きな影響を与えてしまっているかもしれません。また、不倫によって家庭が崩壊しかけていることにも察知してしまっている可能性だって考えられます。今回は、そんな不倫が子供に与える影響についてご紹介していきます。

子供のストレス

子供は、親が不倫を隠しているつもりでも、少しの変化を察知しています。そして、幸せな家庭環境でないこともだんだんと感じてくるようになります。そのため、両親の仲が良くない事からいつしか子供にもストレスを与えてしまっている可能性があり、普段の生活にも様々な支障が起きてしまうことでしょう。また、親同士が仲が良くないのに離婚をしない時は、子供が自分がいるから離婚をしない、自分がいるせいで離婚ができない、などと酷い自己嫌悪に陥ってしまい、いずれは自分自身の存在を否定してしまう可能性だってあります。そして、何より、それらのストレスによって、精神的にも不安定になり、学業や日常生活に支障が出てきてしまうかもしれません。

子供の異性に対しての不信感

親は、子供の親である以前に1組の男女の関係でもあります。そのため、男女の関係が壊れているのを見ていると、いつしか子供は異性に対して勝手に不信感を覚え、恋愛観や異性に対する感情が変わってしまう可能性があります。また、親が不倫する姿を見ていることで、子供も将来不倫をしてしまうかもしれません。子供のころに見る親の姿は、子供の人生においてとても影響が強いという事です。

子供は親の不倫に気づいている

子供は親のことをよく見ています。子は親を見て育つという言葉もあるように、子供は思っている以上に親のことをよく見ており、親のちょっとした変化にもすぐに気が付くものです。そのため、親がもし不倫をしていると、不倫について詳しくは知らなくても何かしらの違和感を感じます。不倫をしていると色々と生活が変わります。例えば、スマホを見る量が増えたり、1人で出かけることが増えたり、服装や女性だとメイクなども多少の変化があるでしょう。そうしたちょっとの変化で、親は全て隠している、バレていないつもりであったとしても、子供は気が付くものです。そして、子供も小学生や中学生などと成長していくにつれ、不倫についても知る時期が来るので、何かしらの違和感が不倫なのではないか、自分の親は不倫をしているのかということに気が付く時が来るということです。

不倫がもたらす子供への悪影響

それでは、不倫がもたらす子供への悪影響はどんなものがあるのか見ていきます。

親の離婚
親の離婚は子供にとってはかなり大きなことです。親に、不倫が原因で離婚をすることになったと伝えられる子供は本当に残酷だし辛い事でしょう。そういったことが原因で、子供も閉鎖的になってしまったり、親や異性への不信感が生まれてしまうことがあります。

親に対しての不信感、嫌悪感、見捨てられないかという不安
大好きな父親、もしくは母親が、自分の親以外の人を好きでいるということに子供が気付いた時、親への不信感や嫌悪感が湧いてきます。不信感や嫌悪感も当然ですし、それによる不安を子供は自然に察知するときがあります。例えば、もしこのまま親が別れてしまったら自分はどうなってしまうのだろうか。引き取ってもらえるのか。そもそも愛されているのかという不安を感じてしまいます。

学業への影響
親の不倫を知ると、子供はそのことで様々な感情がぶつかることで情緒が不安定になっていまい、学業にも身が入らなくなってしまうことがあります。よく親が浮気、不倫をしていることが原因でぐれてしまう子供などがいると聞くことがあるかもしれませんが、まさに同じで、子供は親の影響を受けやすいということです。

異性への不信感
親の不倫によって、親だけでなく異性に対しての不信感もあるかもしれません。もし父親が不倫をしていたら、娘の立場からすると父親だけでなく男性を信用できなくなってしまい、その結果恋愛もうまくできないということも少なくありません。性別に関しては逆も然りです。また、不倫や離婚をしている親を見ていることが影響しているのか、不倫をしている親の子は不倫しやすい傾向にあるというのもあるようです。

まとめ

今回は不倫によって子供に様々な影響があるということについてでした。子供は少しの変化や違和感にも敏感に気付きます。そして、それによって様々な影響もあります。不倫そのものが良くはないことですが、特に子供を持つ親は、親としての自覚をもって子供のためにも不倫をしないことが大切です。また、子供のことを第一に愛してあげることが大切です。

軽い気持ちで不倫に手を染めてしまったり、親同士で子供のいるところで喧嘩をしてしまうこともあるかもしれませんが、まずは子供のことを第一にすることが必ず大切になります。また、仮にもし離婚をすることになってしまったとしても、しっかりと子供に言い伝えて、子供に不安がないようにしてあげる必要があります。