日本でも不倫はNGではありますが、それは海を渡ったアメリカでも同じこと。やはりダメなものはダメです。しかしアメリカでは資産家の中では結婚契約書、Prenup:Prenuptial Agreementを結ぶのが当たり前になっています。今日はそのあたりについてお話をしていきましょう。
日本ではほとんど馴染みがないと思いますが、アメリカでは結婚契約書(Prenup)を結ぶケースが本当に多くなっています。以前は離婚や死別の際に財産の区分を明確にしておくことが目的でした。特に資産家が同等の資産を持たない人と結婚する際にはそれが当たり前なのです。
この結婚契約書の話が日本で一気に広がったのは、プロゴルフツアーのタイガーウッズの浮気騒動があってからです。彼はSEX依存症で婚姻関係にある妻と子がいながら、非常に多くの女性と関係を持ちました。これだけ見ると一方的にタイガーウッズ側に非があります。しかし離婚時の慰謝料は1億1000万ドルとなり、日本円に直すと約112億円。凄まじい金額ではありますが、タイガーウッズは10億ドル以上の資産があると言われていますから、その金額の約10分の1程度となります。これも結婚前に取り交わした結婚契約書があった為と言われています。
(タイガーウッズの慰謝料については諸説あり、公には公表されませんのであくまで報道各社の推測です)
この様に時に資産家や有名スポーツ選手は自身を守る為にこの様な契約を結ぶ事が多々あります。しかし日本ではそういった契約はあまりスタンダートとは言えません。日本では離婚を前提として契約内容が嫌がられる事やお金や手間や煩雑な手続きが敬遠されているからでしょう。そしてきっと日本では今後もそれほど増える事はないでしょう。
タイガーウッズの例を出して説明しましたが、欧米ではサッカープレミアリーグのチェルシーのオーナーであるアブラモビッチ氏が離婚に際しては、1兆3500億もの莫大な慰謝料を払っています。この慰謝料だけで元奥様は一気に世界中の資産家の仲間入りとなってしまいますね(笑)1回の浮気や不倫がここまでの事になってしまう事を考えると、軽々に浮気や不倫をする事も考えものと言えるのではないでしょうか。