タイトルが分かりにくかったかもしれませんが、「子は鎹」は(こはかすがい)と読みます。昔から言われている事ですが、これは古典落語の「子別れ」という演目から来ている言葉です。
夫婦仲が悪くても、子への愛情のおかげで夫婦の縁を切らずにいられるということを指しており、子が夫婦の縁を保ってくれるということのたとえ話で使われています。
こういった体験や経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか?
些細な夫婦喧嘩でも、すぐに「離婚だ!」と高ぶる人もいますが、実際に子供の顔を見るとそんな気持ちもなくなり、元さやに戻り、仲直りするケースが多いのです。
そしてそれは不倫や浮気でも同じです!
子は鎹というのは本当で、実際にアーネット調査事務所でも、不倫発覚後に話し合いの席に同席した際に、こういった事例がありました。
アーネット調査事務所の調査によって、不倫がわかった30代の男性とその奥様と両家のご両親が同席していて、事実報告を行い、その上で今後どうしていくのは話し合いを行っている最中でした。
突然、まだ小さかったお子様が同席していた当事務所の男性スタッフと弁護士に向かって、
「ひろくんはパパもママもじいじもばあばもみんな大好き!」と満面の笑みで話しかけたのです。
その言葉に張りつめていた雰囲気が一気に変わってご主人が奥様に深々と頭を下げて謝罪を行い、子供の為にもどうしてもやり直したいと話され、
すぐにその場で不倫相手の方に連絡をして、別れを告げました。
お子様のその言葉があるまではまるで針の筵にいる様な険悪な雰囲気が漂っていましたが、その言葉と笑顔はまさしく子は鎹であると再認識させられる出来事でした。
まさしく夫婦を繋ぎとめる存在であり、家族の大事な一員と言えるのではないでしょうか。
もし今、不倫や浮気をしてしまっている方がいるのであれば、お子様の純粋無垢な笑顔を想像してみてください。
アナタの行動や言動が原因で、お子様の顔から笑顔が失われて、深い悲しみを感じる事になれば、それはどんなに罪深い事でしょう。
ご自身のことだけではなく、お子様の笑顔を思い出せば、たとえ今誤った行動をしていたとしても、やり直す事は出来るのではないでしょうか。