最近、アーネット調査事務所では奥様やご主人、恋人などのパートナーだけではなく、不倫をされている方の親御さんが来て、調査を依頼される事が多くなっています。やはりこのご時世ですから、不倫している事が公になれば、会社勤めの場合は出世の道は断たれるでしょうし、様々な弊害がある事は間違いありません。
そういった点から親御さんが調査をされるケースも多くなっているのではないでしょうか。今回ご紹介するのは、息子さんが不倫をしておりそのお嫁さんにご相談をされたお母さまのケースです。実際にあった話ですので、一部お名前などは仮名とさせて頂きます。

幸せだと思っていた息子夫婦に亀裂が…

郊外に一戸建てをお住まいのＳさん(60代女性)は3年前にご主人が亡くなり、悠々自適なお一人暮らしでした。30代後半の長男と30代半ばの次男とお子様は2人で、長男も結婚してお子様が2人で都心部のマンションを購入してお住まいになっています。次男も結婚しており、実家から20分程度の所の賃貸マンションにお住まいになり、お子様が1人との事。

今回の問題は次男夫婦。元々家が近く、良く孫を連れて遊びに来てくれていた次男のお嫁さんであるＭさんは、姑から見ても文句のつけようがない良妻賢母という印象で、Ｓさんもかなり懇意にしていました。

そんなある日、連休でＳさん宅にＭさんとお孫さんの2人で泊まりに来た時の事。
Ｓさんが「今日は次男は？」と聞いたところ…。Ｍさんはこう答えました。「彼は女性と旅行に行っています…お義母さん助けて下さい」

まさに青天の霹靂とはこの事。長男に比べて若い時からあまり女っ気のなかった次男がまさか…という思いでした。正直想像もしていませんでした。
詳しくＭさんに話を聞くと「財布やバック、スーツの中からホテルの領収書やレストランの領収書が出てきて、携帯を見てしまったんです…。それで週に1回か2回会っているらしくて、今日もその女性と日光に旅行に行っています。」

そんな状況でＳさんは「すぐプロに調べてもらいましょう！孫や貴女にそんなつらい思いをさせるなんて許せない。」と当事務所にご連絡を頂きました。

調査結果だけ述べると「クロ」で不倫をしていました。
ただ今回はＳさんとＭさんが協力体制で臨まれた事が功を奏しました。実際に調査後はご実家に次男さんを呼び、証拠をつきつけてＳさんとＭさん2人で厳しく話をして、その場で不倫相手と別れさせました。
またその後の不倫相手に対する慰謝料請求でも当事務所が弁護士を紹介して、相手の女性から慰謝料の支払いもしてもらいました。

実はこういったケースはかなり稀です。というのもどんな親御さんも我が子かわいさで間違った事をしていても咎める事が出来ずに、逆にパートナーを叱責するなんていう事も今まで数多く見てきました。
このＳさんは常識人であり、お孫さんがかわいいのはもちろんですが、お嫁さんも我が子同然にかわいがっていたので、こういった協力体制で問題解決をする事が出来ました。

お子様がご結婚されていて、このコラムをご覧になっている方はそういったケースは想像はしたくありませんが、
問題が起きてしまう事も頭の片隅に置いて、間違った対応をしない様にしたいですね。