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2022年11月17日

動物界の不倫について

現在の日本では一夫一婦制により結婚をする際には一人のパートナーを愛します。これはさまざまな先進国でも採用されている法律です。万が一そのパートナー以外の人と不倫関係に発展してしまえは損害賠償を請求されることになり、場合によっては社会的な地位も失います。それでは動物界はどうなのでしょうか。人間のように契約がない世界では一夫一妻制の動物はいるのでしょうか。

1.動物界の不倫とは

前提として不倫という概念は人間のように結婚という契約があるからこそ生まれます。動物界においては契約がないため、不倫は存在しません。ですが、一夫一妻は動物界でも存在していて、一人のパートナーを持った際に他の相手と交尾をしないことを表します。その他にも、一夫多妻、一妻多夫があります。人間と同じようにメスが子供を産むことがほとんどのため女性は体への負担が大きく一妻多夫である種は多くはありません。また、一夫一妻だったとしても子供が成長した後はお互いに別のパートナーに移っていくことがほとんどです。人間のように結婚をしてそのパートナーのみと夜の生活を営んで一生をともにするような一夫一婦制の動物は少ないでしょう。ある研究では哺乳類で一夫一妻を守っている種は全体の5~9%であるという研究もあります。

2.オスとメスが似ている

生物学的に一夫一妻である動物はオスとメスの生態や見た目の違いが少ない傾向にあります。逆に一夫多妻や一妻多夫ではオスとメスでは見た目や役割にも大きな差があり、オスは交尾をするだけで育児に参加しないで別の相手のところへ行ってしまいます。これは多くの子孫を残そうとする自然界の自然な流れでもあります。人間界では男女平等が進んでおり、以前よりも男女での仕事や見た目についての趣向や役割の差が少なくなりました。男性でもメイクをするのが一般的になりましたし、女性でも体を鍛えることが普通になりました。このように男女の違いが少なければ少ないほど一夫一妻である傾向が強く、今の人間界の傾向も自然界の傾向と変わりはありません。

2.鳥類は一夫一妻が多い

鳥は動物界において一夫一婦制である種が多い傾向にあります。鳥の75%は一夫一妻であるというデータもあるそうです。また、そのような一夫一妻の場合にはオスとメスがお互いに協力をしあって子供を育てることが多い傾向にあります。ですが、そんな鳥類でも子供が自立をしてしまえばその後はお互い別のパートナーを求めます。動物界全体からみるとこのように一夫一妻であることことが多い種は珍しいと言われています。
一夫一妻の傾向が強い鳥類の中でもつるやアホウドリは一夫一妻であり、他の鳥と違い生涯にわたってパートナーを変えないと言われています。これはある意味人間の一夫一妻に近いものがあります。このように生涯パートナーを変えない鳥は大型で長生きである傾向が強いそうです。

まとめ

一夫多妻のオスは寿命があまり長くない傾向にあります。理由として考えられているのは、性感染症の危険であったり、オス同士の競争が激しいためストレスや体への負担が原因であると考えられます。自然界では多く種を残そうと一夫多妻である動物が多いですが、人間は自分たちが長く生きられるように変化をした結果、一夫一妻が一般的なことになったと言えます。皆さんの好きな動物がどのように夫婦関係を築いているかを調べてみるのも面白いのではないでしょうか。

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