不倫を行う人は、ふとした瞬間に相手にひかれて不倫してしまうということが多いです。
ですが中には結婚自体に愛はなく、お金のために結婚をした。という方もいらっしゃいます。
今回は、そんな妻と結婚した夫について紹介します。

1.うすうす察していた夫

ある日の休日、友達からいきなり電話がかかってきた。
その電話に夫がでると「おい、今お前の奥さんが男と腕組んで歩いてるけど弟とかいる？」とまくしたてるように言われた。
夫と妻は一人っ子で、隠し子や縁を家族がいるという話も聞いたことはなかった。そうなると考えられる結論は不倫しかないと夫は理解した。
まず、妻は夫との結婚をする段階でも愛とか恋ではない、という風に言っていたそうだ。
夫は妻を専業主婦にしても裕福にできるくらいには稼いでいた。夫は妻の事が好きな気持ちは変わっておらず、
自分にできることは何でもしていたそうです。
でも、尽くしても妻が自分のことが好きで結婚したわけではないと理解していたため、少しだけ不倫をされたこともしょうがないとも考えていたそうです。
裏切られたことで動揺をしていましたが、ひとまず自分の目で見ないと収まらず、確認をしに友達のもとへ向かいました。

2.突き付けられる事実

友達が見ていてくれたため、妻の現在の居所もわかり、到着した。
妻はホテルに入っていたため、何時間後に出るかはわからなかった。見ていてくれた友達にお礼を言って返そうとしたが、
心配だから残ると言ってくれた。夫は泣きながら何度も感謝し妻と間男が出てくるのを待った。
そして2時間が過ぎたころ、妻が知らない男とホテルから出てくる姿を目撃した。
そして友達と一緒に問い詰めに走った。
知らない男と腕を組んでいる妻の方をつかみ、こっちを向かせる。
青い顔になる妻、瞬時に状況を理解して走り去る間男。間男は逃がしてしまったが妻は捕まえることに成功した。
立ち話はしたくないため、ファミレスに場所を移して話をすることにした。

3.妻の言い分

妻の言い分はこうだった。「何でもしてくれるし、優しいし、お金も稼げる。いうことはないが恋愛対象としては見れなかった。正直、
お金だけを払って今の生活をさせてもらって別の人と恋をしたいなって思って不倫した。」
聞いた時何も言えなかった。正確には頭で自分が今までやってきたことを振り返りながら考えていた。
自分に対して好きという気持ちはないのは知っていた、それでも好きになってもらえると思って努力をしてきた。だが、実際はお金を払うだけの
存在になっていたことを理解し、まともでいられなくなった。心臓は強く脈打ち、内臓がすべて口から出てきそうなくらい苦しかった。
間男とは出会い系で知り合い、最初にあった時に気が合ってそこから何度も遊んでいるそうだ。
隣にいた友達が背中を撫でてくれて「大丈夫か？」と優しくいってくれる。だがその言葉は自分の心臓の音で何も聞こえなかった。
「おい、おい！」どんどん息が早くなり過呼吸のようになった自分に対して、友達が強く呼びかけてくれることで少し冷静になれた。
そのまま妻は夫の状況を見て「ごめんなさい、別れてください。」と言った。
「なんでこのタイミング」「お前が言うな」いろいろな思いが出てきた。だが今は正直何も考えられない。
泣きそうになりながら「今は一人で考えさせて」と絞り出した。
そしてその日から離婚までの間ホテルで過ごすようにした。
結果としては、慰謝料とかを取る気にはならず、離婚だけをした。ただ、妻に対しての財産分与などはなく、実家に引き取られていった。

まとめ

今回は本当に好きな人に裏切られた話でした。
全て好きな人中心の生活で、好かれていないと理解はしていても、好かれてもらえる。そう考えてやった結果裏切られました。
この夫は廃人のようになってしまい、命を絶ってしまおうかとも思ったらしいです。
不倫とはそれほどまでに人の心に傷を作るものです。
軽い気持ちで不倫をしようなどと思わず、相手の事を考えて本当にしていいのかを考えましょう。。