不倫をして、ばれてしまい「慰謝料を払ってもらう」という言葉が使われるシーンを見たことがあるのではないでしょうか。
不倫をしている人で、この慰謝料の事を間違えて考えている人がおり、「私が払うの！？」と言い発狂したり、「私は騙された」と嘘をつき、
より見苦しい姿を見せる人もいます。
今回はその慰謝料について説明し、実際にあった実例を紹介します。

1.慰謝料とは

特定の人間や団体から精神的被害を受けた時、その相手から受け取る損害賠償金を慰謝料と言います。
不倫の現場ではよく聞く単語だと思います。
本来精神的ダメージを受けたからといって、自分のされた被害価値をお金で測ることはできませんよね。
ですが、自分がされた被害と相手も同じくらい傷つくように精神的ダメージを与える、といった罰もできません。
相手に何かしらの罰を与えなくてはいけない、となった時に、裁判ではそのダメージの報復のような形で慰謝料が存在します。
もちろん精神的ダメージが慰謝料の意味ではなく、その与えられたストレスによって働ける状態なのか暮らせる状態なのか、
と言ったことから、今後の生活を守る意味でも慰謝料が請求されます。

2.不倫した、慰謝料は誰に払う？

不倫をしている立場から、誰に慰謝料を払う可能性があるのかを説明します。今からの説明は「不倫がばれた夫目線」で話します。
この場合、不倫をしたことにより私は「妻」「不倫相手の夫」に対して慰謝料を請求される可能性があります。
また不倫の共犯である不倫相手も同様の二人から慰謝料を請求される可能性があります。
また可能性というのは、あくまで慰謝料は相手がもらいたい、とした時に発生するものになります。
子供がいる場合、「子供の親権、養育費なし、配偶者の家系全員接触なし」などの条件を付ける代わりに慰謝料はとらないということもあります。
ですがそれは状況によりますので、不倫されてしまった場合は弁護士に相談してください。

3.実際にあった不倫

実際にあった「慰謝料のことをよくわかっていない人がでる」不倫例を挙げます。
妻が最近変えるのが遅くなったり、子供の面倒を見ずに外に遊びに出かけるということが増えたそうです。
あくまでも妻は友達のご飯と言った嘘をついて外出をしていました。
ですが、子供のご飯も放って遊んでいる妻に向かって夫も「ご飯くらいはしてあげろ」という風に言った時に「貴方に主婦の辛さなんてわからない」
と言われまた遊びに行ってしまったそうです。
流石におかしいと思った夫は興信所を使いました。
こそこそしたりしていなかった妻の不貞行為を集めるのはとても簡単で、ものすごい速さで情報が揃いました。
情報が揃ったため、次のステップに進んだ夫は、弁護士と共に、妻に不貞行為の証拠と離婚届を突き付けました。
そして妻が「よかった、あなたみたいな人とは別れたかったの。それに私を放っておくような貴方と違って、彼はすごく優しいの。今の奥さんとは別れて私と一緒になってくれるの」
と夢物語を話しました。そして淡々と
「あ、後、離婚に関してはそっちから言ってきたんだから慰謝料ちゃんと用意してね、遠慮しないから」
と、何か勘違いしたことを言いました。
それに対して夫は、「俺がもらう側で、お前は払う側だ」と説明をします。
最初こそ何を言っているのかわかっていなかった妻だが、弁護士にも確認をしたりと説明を受けて自分が慰謝料を請求される立場ということを理解しました。
そうなってからは「こんな隠し撮りをするなんてプライバシーの侵害だ！」など怒ったと思えば
「脅されてたの、あなたが一番なの」と泣きながら懇願してきたりしました。
少し前まで彼と一緒になる、と言っていたのに立場が分かった途端に手のひらを返す妻に、怒りを通り越して無の感情になったそうです。
その後、弁護士とのやり取りにさせて、慰謝料を払ってもらうことになったそうです。
もちろん、妻側は慰謝料を請求することはできなかったそうです。

まとめ

慰謝料は心に傷をつけられた人が、請求できるものです。もちろんお金では解決できない問題もあります。
だからこそ今自分がしていることは本当に大丈夫なのか、傷つける行為ではないのか、ということを考えましょう。
少し火遊びをしたい、という気持ちで最終的に何百万の借金を抱える可能性にもつながります。
当然ですが、不倫が楽しいのはできている間だけです。
ばれた時からは社会的にも苦しい現実が待つことになります。
今不倫をしている人はしっかりと考えてください。