日本では結婚した夫婦の3組に1組が離婚するといわれています。そんな日本ですが世界的に見て日本の離婚率は高いのでしょうか。それとも低いのでしょうか。今回は日本の離婚率とともに世界の離婚率を紹介していきます。
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離婚率の一般的なデータは人口1000人当たりの離婚件数から導き出されています。(https://worldpopulationreview.com/country-rankings/divorce-rates-by-country)
世界で一番離婚率が高い国はモルディブで人口1000人当たりの離婚件数は5.52となっています(2020年)。理由に挙げられているのはモルディブの人はラテン気質でフレンドリーで自分の感情に素直です。しかし婚約前の肉体関係は宗教のタブーであるため、ほかの人を好きになってしまうと結婚していたとしても離婚をしてほかの人に行ってしまうことが挙げられます。モルディブは2002年の調査では人口1000人当たりの離婚件数が10.97を記録してギネスブックに登録されたという実績もあります。
世界一離婚率が低い国はスリランカであり、人口1000人当たりの離婚件数は0,15です。離婚率が低いため夫婦が幸せに生活できる国であると思われてしまいますが、実際には社会の男女格差が原因になっています。女性の社会進出が難しい国では離婚をしたくても女性だけでは子供を育てるための養育費を稼ぐことができないため離婚できないケースもあります。このような理由により社会的な男女格差が大きい国では離婚率は低い傾向にあります。
日本の離婚率は人口1000人当たり1.7です。世界的な平均も1.7であり低くも高くもないのが日本の離婚率です。ちなみにお隣の韓国は2.1で台湾が2.3と日本よりも少しだけ高い傾向にあります。日本ではまだまだ離婚に対して寛容的ではなく、厳しい意見を向けられることもあります。離婚後のほうが幸せな人生を送れることもあり人それぞれではありますが、まだまだ一般的ではないのが現状です。また2015年のデータ(生命保険文化センター)によると世代別の離婚率(配偶者のいる人口に対する離婚件数)では20-24歳が1000人当たり52.14と約二組に1組の割合で離婚をしており最も数字が高いです。
今回は世界の離婚率や日本の離婚率について紹介しました。国によっては離婚を寛容的に受け止めてくれる場合もありますが、あまりいい印象をもたれない場合もあります。また、男女格差によって離婚が難しいケースもあります。日本でも若い人を中心に離婚に関しては寛容的になってきている部分もあり、時代によって価値観が変化しています。