世の中に不倫が蔓延る中、これは一般の会社内でも起こります。普通にサラリーマンとして働いていると、平日はオフィスにいる事が多く、大半の時間を会社で過ごすことになります。そのような時に社内で気の合う異性がいたとしたら、初めはそのつもりがなくてもそのうち、社内恋愛や社内不倫に発展することも少なくありません。
そこで今回は社内恋愛や社内不倫を会社としてどのように防ぐことができるのかについて紹介していきます。
まず初めに、社内恋愛自体は会社として全く問題ありません。もちろん、社内不倫は会社の評価を下げることにもなりますし、家庭を崩壊させる点でもかなり問題です。
しかし、社内恋愛は個人の自由ではありますが、仕事のパフォーマンスが急激に下がったり、会社の経費を使ってプライベートを楽しんでいたりしていることがバレると、会社として問題になります。
社内恋愛や社内不倫で、突拍子もないことから恋愛感情がもつれ、二人の関係が悪化することもあります。そのちょっとしたもつれが悪化すると、立場の強い者から立場の弱い者にセクハラやパワハラといった行為に発展することもあります。また、社内恋愛と業務が公私混同し、経費精算や勤務表のデータ不正を働くケースもあります。
恋愛関係から情報が外部に漏れることもあります。例えば、恋愛関係にある片方が機密情報を扱っていた場合、不倫相手に「絶対言わないでよ」と言いながら、機密情報を話してしまうケースがあります。そして更に、その言われた相手が仲のいい友人に「絶対言わないでよ」と言いながら話します。こうなると、連鎖反応で瞬く間に情報は広がり、責任問題にまで発展し、会社に不利益を与えたとみなされることもあるので注意が必要です。
大きな会社で、部署やフロアが違う場合は仕事に集中できますが、中小企業だと多くあるのが仕事のパフォーマンスの低下です。恋愛関係が始まると時に人は周りが見えなくなってしまいます。そうなると、仕事中でありながら二人の世界を作り出し、全く仕事が手に付かない状況になります。また、当人達が周りに迷惑をかけるような行動をしてしまうと、会社全体のパフォーマンスも下がり、社内の雰囲気が悪くなることもあるので、注意が必要になります。
一般的に言われる不倫とは違い、社内恋愛や社内不倫は同じ職場で働く人間にも影響を与えることもあります。また、関係が悪くなるとパワハラやセクハラの原因となることも少なくないので、会社としても注意が必要になります。
もちろん、社内で恋愛をしてはいけないわけではありませんが、仕事と恋愛をきっちり分けて生活することが大切になります。