もしもパートナーが不倫をしていたり、不倫をしている疑いを感じた時、慰謝料の相場を知っておきたいですよね。今回は不倫で獲得できる慰謝料について、場合別などにも分けてご紹介していきます。
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慰謝料の額は、離婚や別居に至るか、婚姻期間によっても異なってきます。不倫の証拠がある前提になりますが、まず肉体関係があるかどうか、また、肉体関係があった場合、別居に
至ったか至らなかったか、そして離婚に至ったかという4つに分類されます。
・肉体関係がないケース
・肉体関係があり、別居に至らなかったケース
・肉体関係があり、別居に至ったケース
・肉体関係があり、離婚に至ったケース
実際、不倫と成立して慰謝料請求などができるのは、肉体関係があることを確認できたときです。そのため、肉体関係がないケースの場合、慰謝料を請求できるという確証はなく、請求できたとしても高額にはならないようです。そして、肉体関係がある場合は、別居や離婚に至るかどうかによっても相場の額が変わり、さらにその中でも、婚姻期間の長さによって大きく変わってくるようです。では、具体的な慰謝料の額の相場についてもご紹介します。
慰謝料の額の相場について、あくまで時と場合によっても変わってくるのですが、欠くケースごとに、相場としてどれくらいの慰謝料を請求できるのかについてもご紹介していきます。
まず肉体関係がない、証拠として確認できない場合は、そもそも不倫として成立するかも難しいところです。そのため、慰謝料相場は0~50万円程度となっています。
では、肉体関係があった場合についてケースごとに見ていきます。この場合は各ケースごとで婚姻期間によっても分かれてきます。
→婚姻期間3年以下 30~50万円程度
→婚姻期間3~15年 50~75万円程度
→婚姻期間15年以上 75~100万円程度
→婚姻期間3年以下 50~100万円程度
→婚姻期間3~15年 100~150万円程度
→婚姻期間15年以上 150~200万円程度
→婚姻期間3年以下 150~200万円程度
→婚姻期間3~15年 200~250万円程度
→婚姻期間15年以上 250~300万円程度
以上より、肉体関係がある前提として、別居に至る方が別居に至らなかった場合より慰謝料の相場も高く、また離婚に至った場合は別居以上に高くなっています。さらに、婚姻関係も長ければ長いほど高くなるという事です。
今回は慰謝料の相場についてでした。もし不倫の疑いがあった時、慰謝料を請求するには大前提として不倫の証拠となる者が必要になります。また、複数の証拠を持っていた方がより強いものとなり、逆に証拠が少ないと相手にうまく逃れられたり、十分な慰謝料を請求できなくなる可能性もあります。慰謝料の相場の額を受け取るためにも、まずは不倫の証拠を掴むことが大切です。