浮気・不倫が発覚すると、どうしてもパートナーの「怒り」を買ってしまう事になりますが、実は男女でその怒りの理由やボルテージは全く異なっているのです。もちろんそれには人間の深層心理と歴史的な男女の役割の違いがあるのです。今回は特に男性側の「怒り」について、お話をしていきましょう。
男性の「怒り」のポイントは…
“肉体的な浮気”なのです。
男性はパートナーの女性が他の男性と肉体関係を結ぶことが我慢できないのです。歴史的に男性は多くの女性と交わり、種を残す事で子孫繁栄を図ってきた背景があります。その為、現代の男性にもその名残やDNAレベルでの記憶が残っているのでしょう。自分の彼女やお嫁さんが他の男性との肉体的な浮気を嫌悪します。簡単に言うと、他の男性の子供を宿す可能性がある事が許せないのです。
最近よくあるケースだと、「寝取られ」と言われるものです。自分のパートナーが他の男性の種を宿し、他の男性の子供を産むというもの。少し前だと元・光GENJIの大沢樹生さんと女優の喜多嶋舞さんの御子息のケースで話題になりましたね。簡単に言うと、御子息は喜多嶋さんの子供ではあるものの、大沢さんの子供ではなかったというもの。男性にとっては最大の屈辱であり、人生の大きな喪失感を感じるものでしょう。
そしてイギリスにあるリバプール・ジョン・ムーア大学の研究チームの調査結果によると、54年もの調査の結果、アメリカ、フィンランド、ニュージーランド、南アフリカ共和国、メキシコ等などの地域差ももちろんありますが、平均で約4%が血の繋がっていない子供を育てているという結果になったと発表しています。平たく言うと父親の内、25人に1人は自分の子供ではない子を育ているという事になります。地域格差もかなり大きく、1%の地域もあれば、30%と想像も出来ない様な高水準の地域もあります。
それでは日本では一体どうなのか?日本の裁判所のデータを元にすると約10%前後と言われています。これは10人に1人は他人の子を育てているという事になります。これは衝撃的な数字ではないでしょうか。もちろん裁判所に判断を委ねたケースの上での数字ですが、本質的にはもっと潜在的に多いと推測されます。
こういったデータからも証明される様に、男性は女性に比べると変化や機微に疎いと言われています。気づかないケースもあるでしょうが、それでも男性の「怒り」はやはりパートナーの肉体的な浮気が許せないのです。女性の方にはそういった事も踏まえて、相手を傷つけない行動をとって頂きたいですね。