もしも突然、「離婚したいの」と言われたら、どうしますか?自分はそれなりにうまくいっていると思っていた、奥さんがそんなにも不満を抱えているなんて知らなかった、まるで寝耳に水の一言にうろたえ、なんとか修復できないかとオロオロ…。奥さんに翻意を促そうといろいろ画策しようとしているあなたへ、離婚したがっている奥さんに「言ってはいけない」言葉があるのをご存知ですか?
これまで家庭を養ってきたと自負している男性にありがちなのが、この発言。今後の生活を心配しているふうを装って飛び出したこの発言に、女性はものすごい反発心を覚えます。特にこれまで専業主婦であったりパートしかしてこなかった女性は、自分の弱みを突かれたことで「私にだってできるわよ」とより意固地になるでしょう。
子どもがいる夫婦が離婚する場合、多くは母親が親権を握ります。離婚後は母子家庭として生計を立てていくことになるのですが、最近では母子家庭の貧困問題がたびたび話題に取り上げられますよね。そこで、聞きかじりの知識だけで「母子家庭では大変だろう」という発言をすると…。「経済的な問題よりもあんたの世話をしたくないから離婚したいんだよ」と、逆に岩のように強固な意志を固めてしまうことに。
「両親が離婚したら子どもがかわいそう」というのは根強い一般論です。でも、これを離婚したいと思っている奥さんに告げるのは賢明ではありません。なぜなら、奥さんはあなたとの生活に嫌気がさして、そんな姿を子どもに見せることこそ悪影響、あなたのもとで子育てをすることが害になる、と考えて、覚悟を決めているのですから。何より、「お前と子どものために」という言葉は恩着せがましいですよね。
体裁を気にする男性が言いがちなのが「お前の周りの人を心配させるな」といった、自分たち以外の人の話を持ち出して翻意させようとするこの発言。奥さんにしてみれば、「自分は周りの人のために結婚したんじゃない」「体裁ばかり気にして、あんたの気持ちはどうなのよ」と思ってしまいます。
最後のひと押しはこの言葉、「俺は今でもお前のことを愛してるんだ」。中にはこの言葉にグッとくる女性もいるの「かも」知れませんが、「だったらなんで離婚を決意するような心理状態になるまで放っておいたの?」と反論したくなります。
以上、よかれと思って発した言葉が、奥さんの気持ちに拍車をかけることにならないように、ご注意くださいね。