結婚するときにはこの人と一生添い遂げようと誓っても、人間ですからさまざまな理由でそうした気持ちがなくなることもあります。
旦那さんが浮気をした、暴力を振るう人だった、ひどいモラハラ夫だったなど、今すぐにでも飛び出して自由の身になれたら…と思っても、女性は男性ほど経済的な安定性がなかったり、子どもの問題があったりもします。
それでもいつか離婚を、と考えている女性のために、今回は離婚したい女性がやっておきたい5つの準備をご紹介します。
ただやみくもに離婚したいといっても、大切なのは別れてから、離婚後の生活です。
特に女性の場合は男性よりも収入が少なかったり、子どもを引き取る人も多いので、離婚が成立して新生活がスタートしたあと、生活を維持できるだけの収入が確保できるか、子どもを引き取る場合サポートしてくれる環境はあるかなど、さまざまな角度から離婚後の生活を描き、「足りないモノ」を補うにはどうしたらよいか、考えておきましょう。
離婚したい、とあなたが一方的に言ったところで、寝耳に水の相手には拒否されるかも知れません。
日本では90%のカップルが協議離婚によって離婚すると言われていますが、もしかしたら残りの9%の離婚調停、そしてその先の1%の離婚裁判にまで発展するかも知れないのです。
その日のために、浮気やDV、モラハラなどの証拠を集め、これだけの根拠があって別れたいと主張できるように準備を怠りなく。
離婚したあとの生活で女性が一番心配するのが経済的なことなのではないでしょうか。
特に長い間専業主婦やパート収入だけだった人は、離婚したあとでまともな職に就けるか心配、子どもを養っていける自信がないなどの理由で我慢をして結婚生活を続けている人も少なくないはず。
そういう意味でも、資格試験の取得やスキルアップ講習などに参加したり、求人情報には常に目を通して経済的に自立できる手はずを整えておきましょう。
経済的な問題ともう1つ双璧をなすのが、離婚後どこに住むか。実家に戻ることができれば家賃もかかりませんし、子どもがいる場合でも自分の両親が健在ならば面倒を見てもらうことができます。
しかし、そうでない場合には、できるだけ都市部寄りがおすすめ。仕事も、子どもを預ける場所も確保しやすいからです。
いざ離婚を切り出すのって勇気がいりますよね。けれども、離婚までのプランを具体的に練っておけば、あとはそれを淡々と実行するだけ。
別居するかしないか、弁護士に依頼するかしないか、協議か調停か、金銭面の要求はどうするか、親権はどうするかなど、離婚に向けて周到に用意をしましょう。