最近では芸能人の不倫情報を見聞きする機会が多すぎて、そういった類のニュースを見かけても大して驚かなくなったという人も多いのではないでしょうか。男は生物学的に不倫をするように作られているだなんて言われることもありますが、近年の「不倫」の増加にはいったいどういう原因があるのでしょうか。そこで今回は「近年の不倫増加の原因はなんなのか」についてお話ししていきたいと思います。
一昔前では、マッチングアプリ(出会い系サイト)といえば、パソコンからログインをして、ポイントを購入して異性とやりとりを行うというものが主流でした。しかし最近では、スマートフォンからも簡単にログインして、GPS機能を用いて近所の人とマッチングをするという進化したマッチングアプリも登場しています。基本的には男性が月額数千円を払うものが多いのですが、中には完全無料で充実した機能を利用できるアプリなどもあります。そういった、異性とマッチングすることが容易になったことによって、打つ数が増えれば自ずと「不貞行為」の件数も増えるということで、不倫が盛んになているのだと考えられます。
そして、テクノロジーの進化と同等レベルで、日本人の「不倫感」に影響を与えているのは、最近のメディア報道だと考えられます。これに関しては昔から変わることはありませんが、人間は他人のゴシップが大好きです。最近のメディアというと、「本当に国民にとって必要なこと」」は全く報道しません。政治やビジネス関連の難しい報道をしたところで視聴率は取れませんからね。では、どのような情報が好まれるのかというと、思考を停止した状態でも頭に入ってくるような情報や、ゴシップ関連です。最近ではあまりにもその傾向が強くなりすぎてしまい、私たちの感覚も麻痺してきてしまい、不倫報道をみても何も思わなくなってしまいました。
「不貞行為」に走って一時は芸能界から干されても、数年後に何食わぬ顔でテレビに出演してコメンテーター気取りで発言をしているような人もいらっしゃいますしね。
こういったことが当たり前になってしまい、不倫に対する負のイメージが段々と軽くなってしまい、容易に不貞行為に走る人が増加してしまったと考えられます。
今回は「近年の不倫件数の増加の原因は何か」について
・不貞行為を加速させているのはテクノロジーなのか
・日本人は不倫情報に慣れすぎてしまった?
という二つのサブテーマを取り上げてお話ししました。一昔前ではパソコン必須であったはずのマッチングアプリも、現在ではスマホで簡単に操作でき、さらに機能性も大きく進化しました。テクノロジーの進化の他にも、ゴシップ情報に飛びつくという私たちの習性を利用したメディアによる過度な不倫報道も大きな原因の一つだと考えられます。