世の中不倫や離婚に関する情報は大量に溢れていますが、その被害者とも呼べる「子供たち」のリアルな声というのはあまり紹介されることがありません。
そこで今回は、親の離婚を経験した子供(Sさん)のリアルな声を少し紹介したいと思います。
1. 家庭内で緊張を感じることがなくなった
離婚前だけに限らず、小さな頃から日常的に母親から暴力を振るわれていたというSさんは、親が離婚する前は自宅でも常にビクビクしているような状態で、全く落ち着かなかったと言います。
寝るのが少し遅くなっただけで、歯磨きをしているときに後ろから蹴られたり、至近距離からゲーム機を顔に投げられたこともあるようです。
2. 保護者がらみの問題からのイジメが解消された
Sさんは小学生時代野球部に所属しており、各部員の親数名が毎週ルーティーンで、週末の部活動の手伝いをしにきていました。
ある日Sさんは学校で突然部員の仲間から無視されるようになりました。色々省きますが、後々分かったのはSさんの親が頻繁にその部員たちの親と揉めていたそうです。そのせいで、ある部員の親が「もうSさんとは関わるな」と言ったことから無視が始まったそうです。
しかし離婚後は母親が部活動に関わることはなくなったので、次第に部活の仲間たちとの関係は修復していったそうです。
Sさん曰く、「正直ネガティブな面はほとんどない」だそうです。
強いていうなら、「高校生時代にお弁当ではなく、毎日コンビニ飯なのを突っ込まれるのが面倒くさかった。」だそうです。
Sさんみたいなサバサバした方であれば特に問題はなさそうですが、神経質な方だともしかするとストレスになってしまうかもしれませんね。
今回は「親の離婚を経験した子供のリアルな声」を少しだけ紹介いたしました。
今回紹介したものだけを見ると、「離婚って意外にも子供にはノーダメージなんだな」ともう人がいるかもしれません。しかしそれは間違いであり、Sさんが特別強いのだけであって、ほとんどの子供たちはどちらか片方の親を切り捨てて生きていくことなど望むはずがありません。大人に迫られるからそうするだけであって、彼らにとってそれは悲しいことに変わりはありません。
親も一人の人間であり、それぞれ幸せな人生を求める自由はあります。しかしその前に我が子のフォローや、それ以前から我が子に何か間接的にでも悪影響を与えていないかと考えながら生きていくべきです。それが親の責任であり、子供にそのような扱いを受ける権利があると私は考えています。