今、日本では3組に1組が離婚をする時代、といわれています。その理由として最近増えているのが、「モラハラ」です。芸能人の離婚などでたびたび取り上げられる「モラハラ」という言葉、一度は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
殴る、蹴るなど身体的に与える暴力がDVなら、無視をしたりひどい言葉を投げかけたり、自分の思い通りに相手をコントロールしようとする精神的な暴力が「モラハラ」といえます。今回は、結婚したらモラハラ夫に変貌する恐れのある男性の傾向をご紹介します。
いくら愛し合って結婚したとはいえ、旦那さんと奥さんは他人同士です。
お互いに考え方の違いがあったり、生活スタイルに違和感があったりするのは普通のこと。これを許容するから結婚生活は成り立ちますが、モラハラ夫にとってみれば自分の思い通りにならないことは理解ができないのです。
それは、これまでの生い立ちにおいて、「思い通りにならないことがあっても我慢する」という経験が不足しているから。幼い頃から親が甘やかして育てたり、逆に放っておかれて育ったりという人は忍耐力がなく、モラハラに走りやすい傾向にあるといえます。
モラハラ夫はとても自分本意な考え方をします。意図しなかったことがうまくいかないのは全部「自分以外」の人やものごとのせい。結婚したり付き合ったり、パーソナルな関係になると、こうした矛先はすべてパートナーに向きます。
付き合う前や付き合いはじめてから、仕事の話をしている時、これまでの生い立ちなどの話をしている時に、「この時の失敗はあいつのせい」「こんなことがあったけどこれは世の中が悪いせい」など、愚痴とともに誰かのせいにしてばかりな発言が多い人は要注意です。
結婚をしてから、職場の飲み会なんてもちろん、友人との食事会すら許してもらえない…。
モラハラ夫は自分の奥さんが自分の知らない人と会う、知らない場所へ行くことに理解を示してくれません。仕事に出ることにさえ嫌な顔をする人も。これは、嫉妬心というよりも、意のままにしたい相手が自分の縄張りの外に出るのを極端に嫌がっているから。
付き合っている時から、物理的にはもちろん、自分の意見に賛同させようとする精神的な束縛を感じたら、それはモラハラ夫候補のサインかも知れません。