今日は浮気をされても恋人と別れられない人の理由と依存心の関係について、お話をしていきます。
傍らから見ると何度も浮気されているのに、「彼氏とは別れられない」「彼女とは別れられない」という人がいませんか?
実はそれ別れたくても別れられないという依存の関係になってしまっている可能性が高いのです。
まず「依存体質」についてお話をしていきますが、まず依存をするという事は実は今までの育ってきた環境の影響によるところが非常に大きいのです。
幼少期に親御さんの愛情を満足に受けられなかった人やネグレクトの状況にあった人が、恋愛に関して依存しがちで、
「自分自身に対して自信がなく、自己評価がとても低い人、そして誰かに必要とされる求められたい人」が依存体質になりやすい傾向があります。
簡単に言えば、相手から求められる事で自分の存在意義を認識しているのです。
その為、相手が自分から離れていく事はイコール自分の価値がなくなるという考えに繋がり、相手を手放さない様に例えどんなに嫌なことであったとしても、それを受け入れて尽くしてしまうのです。自己犠牲も度を越せば、それは押し付けでしかなくなり、相手の負担になるのです。
やはり相手を離したくないという思いが根底にあり、恋愛依存型には特徴がいくつかあります。
恋人であっても、人間多少の嫉妬や心配な気持ちはあります。それはある意味で当然なのですが、依存型の人の場合はそれが度を越しているケースが多いのです。
分かりやすい例をあげると、仕事中に連絡が出来ないケースでふとスマートフォンに目をやると、着信やLINEが数十件来ている場合は、これは激しい束縛と相手の依存心の現れとも言えます。常に相手が何をしているか把握していないと不安で不安で仕方がないのです。
依存型の人は相手が離れていく事、捨てられてしまう事に極度の恐怖心を持っています。その為、お互いのパーソナルエリアなど関係なく、常に自分の手に届くところに相手を置きたがるのです。また外ではそのベッタリは相手への不安な気持ちと、周りの異性に対するアピールの意味を含まれています。そんな時に恋人が他の異性と口をきこうものなら、大変な敵愾心をもつ事でしょう。
また冒頭でも話した浮気されても許してしまった別れないという点、これは自分の希望よりも相手の希望を優先されて、相手が戻ってきてくれるならという自己犠牲の上に、行動や心理が成り立っています。自分の心と相手が離れていく事を天秤にかけた結果が「別れない」という結論になるのです。他人から見れれば考えられない判断であっても、依存体質の人からすればパートナーが離れていかない事が最優先事項なのです。
依存型の人は「相手に認められる」「相手に求められる」事に喜びや自身の存在意義を感じます。その為、相手を激しく束縛する割に、たとえワンナイトであっても相手から必要とされる事で浮気を繰り返してしまう事が多いのです。これは性の道徳心やモラルという話ではなく、元々の育ってきた環境が作り上げてきた精神性であり、すぐに変えるというのは難しいかもしれません。
パートナーが依存体質だと感じる場合は、少しずつ改善を促す様に接してあげるのがいいでしょう。
いきなり全てを直す事は不可能であり、幼少期から長年蓄積されてきたものの積み重ねなので、寄り添いながら少しずつ二人で問題と向き合いながら、二人の関係を深めていくのが依存体質のパートナーへの最良の策と言えるのではないでしょうか。