昨今は女性の社会進出も進み、昔の様に男性が稼いで、女性が家にいるというような時代でもないのですが、
困ったことにまだ時代錯誤な男性がいるのです。今回は全てを浮気や不倫に結び付ける男尊女卑の価値観を持った男性の例をご紹介。
これは実際に当事務所にご相談にこられた方から聞いた話ですが、会社の男性から打ち合わせの日程が変更になったとLINEで連絡が入った所、
一緒にいた婚約者の男性から「こんな時間に個人的に連絡してくるなんて、浮気しているに違いない!」と言われたそうです。
この女性は婚約者の男性にLINEを見せて、一切やましい事がない点を説明しましたが、聞く耳を持ってもらえず。
挙句の果てにはこんな事まで言ったそうです!「浮気しているなら、婚約破棄だから婚約指輪の代金折半だから返せ」と。
もちろん女性に非があるのなら、あり得ない話ではないのかもしれませんが、19時までに業務連絡1つで浮気や不倫まで論理が飛躍するのはあり得ません。
この段階で女性は婚約破棄を決めたそうです。
これも本当にあり得ない事ですが、結婚したばかりのご夫婦で買い物に行った際に、奥様がイケメンな店員さんに「ありがとうございます」とお礼を言った所、
ご主人が激怒、「あれはあの店員に色目を使っている!」と言われて、人目も憚らず、大声で罵倒されたそうです。
お店に限らず、誰かになにかをしてもらえば、お礼を言うのは人間としての当たり前のマナーです。
それを浮気や不倫に結び付けられて、奥様はかなり辟易とされて、それ以外のモラハラもあり、早々に離婚を決意。
結婚すると、付き合っていた時と態度が180°変わる男性もいますので、相手の本質を見抜く必要もありますね。
全ての行動が不倫や浮気をしていると疑い、そして女性を下に見るモラハラな男性は非常に多いのが現実です。
以前よりも情報化が進んでいることや、女性の社会進出が進み、女性が我慢する必要がなくなった事も表に出る様になった理由なのかもしれません。
もちろん不倫や浮気をする事はご法度ですが、過度に相手を疑ったり、束縛する事は健全な関係を保てなくなります。
そういった事をされている場合は、それを受けいれるのではなく、我慢せずに相談をして下さい。モラハラの証拠保全のお手伝いもさせて頂きます。