芸能人、著名人の不倫が毎日のように巷を騒がせている今日この頃。けれども、不倫の恋に落ちるのは、一般人だって同じです。不倫は、された方もする方も、相手方も、みんなが不幸になると言われますが、傷つけることを分かっていて、なぜみんな不倫をしてしまうのでしょうか。その心理を探ってみたいと思います。
結婚して数年が経つと、付き合っていた頃や新婚時代の新鮮でドキドキする気持ちは当然ながら薄れてきます。夫婦の間に子どもができれば、名前で呼び合っていたのがお父さん、お母さんという呼称に変わり、いつの間にか「男女」ではなくなってしまいます。こうした時にボタンの掛け違いが起こると、奥さんまたは旦那さんへの愛情が急速に冷めてしまうことが。そうした時に、自分を異性として扱ってくれる人に言い寄られたら、心が動いてしまうのです。
結婚当初はお互いに尊重し、尊敬もしあっていた夫婦でも、日々の生活を重ねていく中で相手の相容れない価値観を目の当たりにし、失望という感情を抱くことも。配偶者がアルコール中毒になった、借金をしている、DV・モラハラ被害に遭っているといった誰が見ても深刻なものから、育児・家事への不協力、不満を訴えても改善しようとしないなど当事者の主観的なものまで理由はさまざま。真剣に離婚を考え始めたところで親身に相談に乗ってくれたり、支えてくれる人が現れたら、この人と人生をやり直したい、という気持ちになるでしょう。
日本は世界でもまれに見るセックスレス大国なのだそう。出産後、女から母になった女性が旦那さんを受け容れられなくなることもあれば、旦那さんの中で奥さんに対してまったくそういう感情が湧かなくなることもあります。人間だって本能では子孫繁栄を大切にする動物ですから、セックスレスの状態が続くと別の場所で解放したくなるものかも知れません。
配偶者と別れて不倫相手と一緒になる、という考えは毛頭なく、ただ不倫のスリルの酔いたい、背徳感を楽しみたいという人も中にはいます。常に男でいたい、女でいたいと考えるタイプですね。こうした人は、自分だけが幸せであればそれでよく、配偶者も不倫相手も傷つけてしまいます。付き合う相手としては、一番引っかかりたくないタイプです。