コロナウイルスの発症から約1年が経ちましたが、いまだに世界的に終息への道筋は見えていません。そしてそんな最中でも不倫をし続ける人がいます。アーネット調査事務所ではこういったコロナ禍の中でもありがたい事に調査のご依頼を頂いておりますが、コロナ以前とコロナ後で不倫をする人達の心境に大きな変化がある事を調査をする中で感じています。今回はそういった不倫をしている人達の変化をしている点についてまとめてみました。
不倫は昔から忍ぶ恋と言われており、時間を縫うように見つからない様に会うのが当たり前であり、不文律でした。しかし、コロナ禍によって、それは大きく変化しており、繁華街の駅などで堂々と待ち合わせをするようになっているのです。現在はマスクをするのが当たり前になり、ほぼすべての国民がマスク並びにそれに類するものをしていると言っても過言ではありません。そんな状況ですから、帽子と眼鏡とマスクのセットで外出をすると、やはり遠くからは個人の特定は限りなく難しくなっています。その為、以前は人に見つからない様に目立たない場所で待ち合わせをする傾向が多かった不倫カップルが普通の恋人の様に目立つ場所で待ち合わせをして、デートをする様になっているのです。
コロナ禍になる前は若い人が黒いマスクをファッションでしていると、年配の方などは怪訝そうな顔をしていましたが、現在では色を問わず、マスクをするのはマナーとなっており、カラー付きのマスクも市民権を得たと言っていいでしょう。その為か、マスクでばれないと思っているのか、今まででは考えられないような所で会っています。調査結果を例にあげれば、不倫カップルが自宅から2キロ程度、駅で言うと2つ先のホテルに入っていたケースなどもありました。これはコロナ禍以前では考えられない事です。不倫がバレないと高を括っていると言ってもいいのかもしれません。
職場が同じであると、リモートで不倫をしているカップルが非常に多くなったのが印象的です。ご家庭では会社で勤務があると言って出かけて、その間は不倫相手の家に行って仕事をしながら、デート気分を味わっているのです。今までであれば、仕事にいくフリをして相手の家に上がり込むという様な事はあまり見られなかったのですが、コロナ後はこの不倫形式が非常に増えています。
わずか1年ではありますが、人々の意識の中で不倫に対する感じ方や取り組み方に変化があったのがおわかりいただけるのではないでしょうか。しかし、こういった未曽有の危機だからこそ、不倫ではなく大事な家族の為に時間を割いた方がいいと考えるのは、時代遅れなのでしょうか。