結婚に対して「離婚」という言葉にはいかにもダークでネガティブなイメージがつきまといます。けれども、見方を変えれば離婚は結婚と同じく新たな門出。マイナス面だけでなく、離婚してよかった!と思うことだってあるはずです。今回は、「離婚してよかった!」と女性が思うプラスの声を集めてみました。
離婚をしてよかったことのトップに挙げられるのが、自分らしさを取り戻せた、という声。結婚は他人同士がするものなので、どうしてもどちらかのペースに合わせた生活になってしまいます。新婚のうちはそれでも新鮮でよいのですが、時が経つにつれ、性格や考え方の不一致によって溝ができてしまうと、相手に合わせることはただの苦痛でしかなくなってしまいます。離婚をすることで自分らしさを取り戻すことができたと感じるのは当然かも知れませんね。
例えば共働き夫婦だった場合、自分も旦那さんと同じだけ働いているのに食事や洗濯、掃除など、家事は二人分すべてを自分がこなさなくてはいけない、という境遇だった人もいます。それってまるで大きな子どもを抱えたお母さん。大人のくせに、と苛立ちを募らせていた女性は、離婚をしたことで逆に自分のことだけすればいいから生活が楽になった、と喜ぶ人も多いものです。
ワンオペ育児という言葉が取り沙汰されて久しいですが、離婚してシングルマザーになったことで、より子どもと向き合い、逆に子育てが楽しく感じられるようになったという人も。離婚は子どもがかわいそう、という周囲の意見もありますが、「かわいそう」と思うのは周りの勝手。子どもにしたって、毎日暗い顔で過ごすお母さんよりも、自分らしく精一杯、いきいきと生活しているお母さんのほうが嬉しいに決まっています。
まだまだ「女性は家の中」「台所は女の仕事」という考え方が根強い日本。結婚後にお付き合いがはじまった旦那さん方の実家などで、義両親や親戚から「女だから」「女のくせに」という心ない扱いを受けたり、姑からチクチクと釘をさされたり、という経験がある人って多いのではないでしょうか。離婚をしたことで、そうした親戚づきあいの煩わしさから逃れられてハッピー!という声も、実に多いのです。
いろいろな不安はあるかと思いますが、なんでも乗り越えようという前向きな気持ちさえあれば、ネガティブに見える離婚後の生活だってハッピーになるのです。