今や日本も3組に1組が離婚する時代。夫婦の在り方や家族の在り方がどんどん様変わりする今の世の中、一生連れ添うことを誓っても、どちらかが心変わりすることだって十分にあり得るのです。でも一方で、そうした周囲の雑音など物ともせず円満に一生を共にする夫婦だって当然います。今回は、そんな夫婦が大切にしている夫婦円満に暮らす方法に迫ってみました。
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「女性が三歩下がって男性のあとをついていく」「夫を立てる」ことが当たり前だった時代には、女性は我慢してなんぼ、それこそ内助の功と賞賛されていました。しかし、そうした世代が定年を迎えた現在、熟年離婚が増加。何も言わずに我慢するのではなく、思ったことは口にして、お互いの考えを共有することこそ、本当の夫婦円満の秘訣だったりするのです。
「愛し合って結婚したのだから」「家族なんだから」と四六時中一緒にいたいのははじめのうちだけ。特に女性の場合は出産すると子どもに掛かりきりで、1人で外出どころか、家の中で1人になる時間すらなくなってしまいます。家族はもちろん大切だけど、たまには自分を見つめる時間が欲しい。配偶者への気持ちを再確認するという意味でも、お互いに1人の時間を大切にし合える夫婦でいたいものです。
外国の社会学者に言わせると、日本の夫婦間のセックスレス事情は深刻なのだそう。とはいえ、女性はワンオペ育児で、男性は長時間労働でお互いに疲弊していては、とてもそんな気になれないのが実情。でも、なにもセックスで愛を確かめ合う必要はないのです。挨拶代わりにキスをする、外出する時は手をつなぐなど、簡単にできるスキンシップで体温を伝え合いましょう。
結婚前はお互いに毎日のように「好き」という気持ちを言葉で伝え合っていた2人でも、結婚して時が経つと徐々にお互いの気持ちを言葉で伝える習慣がなくなってしまいます。昔から「言霊」という言葉があるように、気持ちは態度で示している、相手はちゃんと分かってくれている、と思っていても、「好き」と言葉に出して言ってもらえる喜びには叶いません。恥ずかしがらずに、ちゃんと「好き」という気持ちを伝え続けることが、夫婦円満の最大の秘訣かもしれませんね。