今や私達の生活とSNSは切っても切り離せない関係となりました。トレンドを調べるのもSNS、外に出ると街のあちこちでスマホでSNSに載せるための写真を撮っている人ばかりです。SNSといえば「映え」です。
インスタ映え、YouTube映えなど沢山の言葉がありますが、この「映え」が昨今の不倫の文化に変化を起こしてきています。
というのも、最近SNS上で元恋人とメッセージのやり取りをして、不倫に発展するケースが非常に増加しています。そこで今回は、SNSから不倫に発展するまでの流れを簡単に解説いたします。
皆さんがSNSに投稿するのはどんな画像でしょうか。自撮りであれば少しでも良く映っている一枚、風景や物であれば最大限おしゃれに映えるものを選びますよね。最近では顔を加工するアプリも普及し、人によっては原型を留めていないような顔写真を投稿する人もいます。
いわば、SNS(特にInstagram)はリアルの自分よりも何割か魅力が増した自分を見せてアピールする場なのです。SNSにはおすすめユーザーを表示する機能があり、そこには友達の友達などの、比較的関係の近い人が表示されます。
昔の恋人とはつながっていなかったけど、ある日偶然オススメに表示されたので見に行ってみたら以前より魅力的に見えたなんてことがあります。もちろんこれは言うまでもなく盛れた写真を載せているからそう見えるだけです。
人間は中身が大事だなんて言いますが、やはり付き合う人の見た目が好きか否かも重要なポイントです。過去に自分が少しでも好きだと思った見た目の人が、より魅力的になっている。これだけで人は大きく惹かれる生き物なのです。
そして、不倫の大きな助けになっているのは、SNSのダイレクトメッセージ機能です。LINEや電話で元カノ元カレとやり取りをするのは少し気が引けますが、インスタのDMなら全然大丈夫という人が多く、ハードルが圧倒的に低くなっています。
ダイレクトメッセージでお互いの近況を話し合っているうちに、家庭での不満やパートナーの愚痴が漏れてきます。そこで「話ぐらいだったら全然聞くよ」という体で、二人で合う約束から、一度二人っきりで会ってしまうと状況は加速度的に進んでいきます。過去の恋人同士なので二人っきりで会うことに抵抗を覚えないのも大きなポイントになります。
一度会ってしまえばあとは一般的な不倫カップルとあまり大きな違いはなく、お互いの家庭やパートナーの不満や近況で盛り上がり、関係がより深くなると不貞行為に走るというルートになります。
SNS無しでは生きられないと言っても過言ではない現代ですが、ネット特有の「盛り」「映え」の文化は不倫文化までも少しずつ変えてきています。一見パートナーのSNSアカウントの繋がりを探るのは束縛やタブーのようにも思えますが、何か疑われるような行動をしている場合は未然に防ぐという点でも非常に効果的な一つの手だと言えます。徹底的に証拠を掴みたいという場合は、探偵事務所に依頼するのがベストではありますが、まずは身近なSNS周りから調べてみるのもいいかもしれません。